宇宙海賊GUNDAM掲示板 54525


嗤う人形

1:アイン・クロノス :

2018/04/17 (Tue) 19:03:35

ホラー的な題名ですが内容的にはいつもの俺の小説です。時間がなかなか取れないため亀更新になりますが。

ほんとは幸せの形を書こうかと思ったんですが、どうもやる気が出なかったのでこの際新シリーズを始めようかと(と言いつつ今まで完結したことのある作品って4つぐらいしかないんだけどね)
2:アイン・クロノス :

2018/04/17 (Tue) 19:47:16

パララララ…パッ…パララララ…パッ

「くっそ…何なんだおまえは…」

パララララ…パッ…パララララ…パッ

「聞いてるのか!」

「聞いている。安心しろ」

パララララ…パッ…パララララ…パッ

「この野郎…この俺様を前にして呑気にカードなんかしやがって…」

「安心しろ。俺はおまえを倒さない。生きてもらわねば困るのでな」

「その余裕の態度…ムカつく野郎だ。おまえ…名前は」

パララララ…パンッ
シュパッ…
「…そうか」

「なに?」

「どうやら俺は、君を倒さねばならんらしい。」
「倒す?はっ!俺と俺のかわいい部下達を舐めんじゃねぇぞ!」
「戦闘、敗北率、0%。怪我、欠損確率、15%。」
「なに?」
「占いだ。俺の占いはよく当たる。…俺の名だったか。冥土の土産に教えてやろう。」

シュルルルルルル

「なっ!?な、何なんだその姿は!?!?」

「オレノナハ、オウマ。心ヲ持ッタ藁人形」


「嗤ウ…人形ダ」
3:アイン・クロノス :

2018/04/17 (Tue) 20:58:11

スタッ…スタッ…スタッ…

今、逢魔は街にいる。
目的は特にない。ただ占いによって出た場所に行くのみ。

『おらっ!はやくだせ!』

「…いち」

『さっさと出てこい!』

「…じゅうに」

「ようにいちゃん。金目のものを出してもらおうか」

「…さんじゅうろく…」

「おい!聞いてるのか!」

「…」

「このっ!」グッ

「な…う、動かない!?」

「…」タッ…タッ…タッ…

キィィ…

タッ…タッ…タ…

「部屋を借りたい」
「はい。1泊銅貨10枚になります」
「…」コトン
「はい、10枚ちょうどですね。お部屋は2階のつきあたりになります。ごゆっくり」

タッ…タッ…タッ…

キィィ…バタン

スッ…

パララララ…パッ…パララララ…パッ
シュパッ…タッ…シュパッ…タッ…

「…やはりか。」



ゴソゴソ…
「カモはきたか…」
「はい。2階のつきあたりの部屋に入らせました。」
「そうか。おい、お前ら!」
『おう!』
「身なりのいいカモが入った!徹底的に搾り取れ!」
『おおおおお!!』

ダダダダダッ!!バタン!!!!

「おとなしくしろ!…あ?」

キィ…キィィ…

「い、いない!?」
「おい!どういうことだ!?」
「そ、そんな…!?」



「ごじゅうに…こんなものか。」

パララララ…パッ…パララララ…パッ

シュパッ…

「…西か。」

タッ…タッ…タッ…
4:アイン・クロノス :

2018/04/18 (Wed) 19:53:26

パチッ…

パララララ…パッ…パララララ…パッ
シュパッ…タッ…シュパッ…タッ…
「…」

バタバタバタバタ!!

『待て!この野郎!』
『おい!そっちに行ったぞ!』
『チッ逃さねぇ!』

「…はぁ…はぁ…ッ…」
「だめだ…こっち!」
「!」



「…」

シュパッ…タッ…シュパッ…タッ…

シュパッ…

「…」

シュル…スッ…
タッ…タッ…タッ…



「はぁ…はぁ……はぁ…」
「見つけたぞ!」
「!?…くっ」
「挟み込んだ!」
「ぅ…」
「もう逃がさないぞ、呪われた種族が」
「…ッ」
「くっ…」
「さぁ、おとなしく捕まりやがr…(パシッ)」

「…あぁん?」
「やめてやれ」
「誰だてめぇ?邪魔するんなら容赦しねぇぞ!」
「運気があがる」
「あ?」
パララララ…パッ…シュパッ
「…そう、でたからな」

「けっ!占い如きで俺らに喧嘩を売るとはな!お前ら!先にこいつをやるぞ!」
「「おう!」」
「やめておけ。お前では勝てない」
「!?…言わせておけば!」
「うらぁぁぁ!!」
「生きて帰れると思うな!!」

「やれやれ…」
シュルルルルルル!

「ひぃ!?」
「な、なんだこいつ!?」
「ば、化け物!!」
「『逢魔の装』…今日…オ前ラニハ死相ミ見エル」
「く、くるなぁ!!」ブンッ!

バサッ!

「!?へ、へへ…なんだよ…草じゃねぇか…ビビらせやがって…(ギャァァァァ!!)」
「!?どうした!?」
「う、腕が…俺の腕がぁぁ!!」
「なんだと!?きさま、何をした!!」
「…オレハナニモシテイナイ」
「なんだと!?」
「オマエガ…アイツノ腕ヲ取ッタ…ソレダケダ」
「な、何を…!?お、お前…腕は…そ、そんな…確かに俺は…」
「ソロソロ終ワラセテモラオウ。」
「…な、なんだかしらねぇが…所詮は草ダルマだろうが!せりゃぁぁ!!」
「お、おい!まて!」

グサッ

「へ、へへ…急所に当ててやったぜ…ざまぁみろ!…!?グワァァァァァ!!!??」
「どうした!?おい!」

「不毛ダ。」
カシュルルル…ドサッ

「わ、藁人形?」
「1体使ッテシマッタ。」

「ひ、ひいいい!?ばけものだぁぁぁぁぁ!!」
「ま、まて!俺を置いていくな!」
「ドウシタ」
「ひぃぃぃぃぃ!?…はっ」

ダッ!!

「う、動くな!!こ、こいつらがどうなってもいいのか!?」
「ッ!?」
「しまった…」

「…」

「さ、さぁ!やられたくなかったらその変な能力を解いてもらおうか!」
「…ハァ。時間ヲ無駄ニシタ」
カシュルルル…パシッ!

「わ、藁人形がどうしたってんだ…は、はやくしろ!」

「…」ギュゥゥゥ

「ギャァァァァ!!」ミシミシ…バキッ…ボキッ!
バタンッ!

ボトッ

シュルルルルルル…
「大丈夫か」

「あ、ありがとう。助かった。」
「ありがとう…」
「あとは自由にするといい…」クルッ…

「ま、待ってくれ!」

ピタッ…クルッ…

「あ、その…助けてもらった分際でおこがましいのだが…よければついていってもいいだろうか…」
「…」
「も、もちろん無理を言っているのは知っている…だから、あなたが望むならこのからd「構わない」」
「…へっ?」
「…?」
「構わない」クルッ…スタッ…スタッ…スタッ…

「ま、待ってほしい!名前を…名前を教えてはいただけないだろうか!?」
「…コクコクッ」

「………逢魔。嗤う人形だ」
5:アイン・クロノス :

2018/04/19 (Thu) 22:02:24

シュパッ…タッ…シュパッ…タッ…

「…そうか」
「あぁ…私たちは仲間を探している…。」
「…コクッ」

シュパッ…タッ……シュパッ…タッ…

「それで」
「私たちの仲間を見つけるため、力を貸してもらえないだろうか…」

シュパッ…タッ…

「…いいだろう」
「本当か!?」
「!!」

スルスルスル…
「ならば、早く行ったほうがいい。」

スッ…スタッ…スタッ…スタッ…

「あ、あぁ…」
「!」タッタッタッ…




「だ、大丈夫なのか?夜の魔物は凶暴だって…」
「問題ない」
「だ、だけど…」
「…」

スタッ…スタッ…スタッ…

「ま、待ってよ!」
「…!」



カサ…カサ…カサ…

カサッ!

「あそこだ。」
「はぁ…はぁ…ど、どこ?…!!?」
「?…!?」
「…」


「お、王都!?」

「お前の仲間はあそこにいる。そう出ている」シュパッ…

「だ、だけど…」
「…」

「問題ない。行くのは俺だ」

「!?」
「そ、そんな!?だ、駄目だ!そこまで助けてもらうわけには…」

「問題ない」バッ!

「なっ!?そっちは!がk」

ヒューーーーン


ガサッ!!


「は、ははは…なんでもありなんだな…」
トントン
「?」
「…どうするの?」

チラッ…

高い崖

「お、降りるしかない…よね」
「…コクッ」
「…だぁぁ!!やるよ!やってやる!」

ギュ…ギュゥ…

「…よし、このツタは丈夫だ。先に行くからな」
「…」ギュ…

「いくよ」
「コクッ…」

スタッ………スタッ………スタッ
6:アイン・クロノス :

2018/04/20 (Fri) 19:16:16

タッ…タッ…タッ…

ワイワイガヤガヤ…ワイワイガヤガヤ…

「…」

スッ…シュッ…パッ…シュッ…パッ

シュパッ

「…」

スッ…タッ…タッ…タッ…




「うっ…うぅ…」
「言え!どうしてあの2人を逃がした!!」
「い、言わないっ!」
「ひ、め…さま…」
「はけ!知ってることを全てはけ!」パシンッ!!パシンッ!!
「くッ…ぅぅ…」
「ひめ…さまぁ…!」

パシンッ!パシンッ!……



「チッ、呪われた種族に魂を売ったクズが」

キィィ…バタンッ


「はぁ…はぁ…」
「ひ、ひめ…さま…」
「だ、大丈夫…」
「すい…ません…守る身で…ありながら…」
「気にしないで…あなたには…感謝しています」
「ひめ…さま」
「…2人の時くらい、昔みたいに呼んで?」
「し…かし」
「ね?」
「…はぃ…ミヤ姉様」
「ふふっ…なに?ユルちゃん?」

ヒュゥゥゥ…

「…あの2人は、無事逃げ切れたでしょうか」
「大丈夫…です。あの2人の強さは…私たちが…やく…知っています」
「…そうね。」


キィィ…バタンッ

「「!!」」

タッ…タッ…タッ…

「…今度は…なに…」

ギィィィィイ!!ガインッ!!
「…ぇ?」
「ろ…牢屋…が」

スタッ…スタッ…スタッ…

「…」スッ…
「…え?」
「こい」
「…え?…え?」
「…」ガシッ
「え!?ち、ちょっと待って!」

ピタッ…クルッ

「あ、あの子も一緒に行きたいんだけど…」

「…」チラッ
「私は…大丈夫…です。ひめさま…だけでも…にげ…」

ダキッ

「!?///」

お姫様抱っこ

「…」スタッ…スタッ…スタッ…

「…はっ…」スタッ…スタッ…


スタッ…スタッ…スタッ…スタッ…スタッ…




「よし。あの2人は離れた。こちらも行動開始と行こう」
7:アイン・クロノス :

2018/04/20 (Fri) 22:21:56

スタッ…スタッ…スタッ…

「あ、あの…どこへ」

スタッ…スタッ…スタッ…

「え…えっと…あn「お姉ちゃん!!」…え?」

「お姉ちゃぁぁぁぁん!!!」ダダダダ!
「し、シナ!?」
「よがったぁぁぁあ!」泣
「る、ルアは?」

…ギュ
「…」
「る、ルア?」
「…コクッ」


「よかったな」

「グスッ…か、感謝する…逢魔さん」
「…ありがとう」ペコリ
「お、逢魔さんと言うんですか?妹2人がお世話になりました。そればかりか私たちまで…本当になんとお礼をしたらいいか…」
「いい。それよりも…」

「シナ…ルア…よかった…ほんとに…」
「!!ユル姉ちゃん!?ど、どうしたの!?」
「…!!」
「…私を守るために…毒の入ったものを…代わりに食べて…ごめんなさい…本当に…」
「わ、私は…大丈夫…です…だから…」

スッ…プチっ

「…ぃ…」
「お、逢魔さん!?ユルの髪を…」

スルルルル…

「わ、藁の…束…?」

パサッ…ギュゥゥゥ!!

「か、髪の毛を…」

ギュゥゥゥゥゥゥゥ………ポッ…ポチャン…

「ぅ…ぅぅ…はっ!…か…体が…急に軽く…」
「!?ユル!?大丈夫!?」
「は、はい…姉様…さっきまでの苦しみが嘘のように…」
「お、逢魔さん…一体なにを…」

「肉体の毒素を抽出した。それでだいぶ楽になる」
「お、逢魔さん…ユルを…妹たちを…本当にありがとうございます…!。このご恩は…けっして忘れません!」

スッ…

「礼は不要だ。…お前たちはここで待っていろ。」
「お、逢魔さんはどこに…?」
「…」スタッ…スタッ…スタッ…
「あ、あの!ちょっ…」
「無駄だよ姉ちゃん。逢魔は自由だから」
「…コクッ」
「…そうなのね。



…ところでシナ」

「ん?」
「逢魔さんがいなくなってからさん付けで呼ばなかったわね?それに、逢魔さんをよく知っているみたいな口ぶり…もしかして、逢魔さんに惚れちゃった?」
「!?ばっバカ!!そ、そんな…まだ会って1日も経ってないやつに…///」
「…わかりやすいわね。…あら?ルア?」
「…!」
「どうしたの?顔赤くして」
「…///」
「あら?ユルちゃん大丈夫?ぼーっとして」
「…な、なんでも…///」
「…なるほど。…逢魔さんは罪造な男ですね。



…///」
8:アイン・クロノス :

2018/04/22 (Sun) 13:11:10

「なんだと!?あいつらが脱走した!?」
「はい。それも、正体不明の男の手引きによるものと思われます。」
「…チっ、まだあいつらに加担する輩がいるとはな…。……全軍を召集せよ!なんとしてでも全員を捉えるのだ!」


ダッダッダッ!!
「報告します!西門が、何者かにより倒壊、続き兵糧庫、武器庫などすべて使用不能です!!」
「な、なんだと!?」


タッ…タッ…タッ…タッ…

「だ、誰だ!!」

パララララ…パッ…パララララ…パッ

シュパッ

「き、貴様、そこで何をしている!貴様は何者だ!どこから入った!?」
「落ち着け。慌ててはまともな思考などできないだろう」
「だ、黙れ!!衛兵!彼奴を捕らえよ!」
「は…はっ!」

シュッ…パッ…シュッ…パ…シュッ…パ
「…」

「「「「うぉぉぉぉぉぉ!!」」」」

シュ………パッ…
「きたか」

ズドンッ!ドキャ!

「ぐふっ…!」
「ガッ!!」

「…なっ!?」

パシッ…パララララ…
「何かが動いているとでていたが。それはお前のことだったようだ」
「さすがですね。」
「…誰だ」

「私はツルギと言います。縁あってあなたが助けてくださった姉妹を救うべく参上いたしました。」
「なるほどな。」
「えぇ。ですが、あなたが救ってくださったおかげで私の仕事に集中することができました。礼を言います」
「そんなことは気にしないでいい。それより」

カッカッカッカッ…

「陛下!ご無事ですか!?」
「お、俺の身を守れ!早くあいつらを片付けろ!」


「この状況をどうするか」
「まぁ、余裕でしょう。」
「…フッ…」
「…笑いましたね。」
「それが俺だ…」シュルルルルルル…

「『逢魔の装』」
「『アーヴ・ギア』!!!」キラ…キラ…キラ…カシンッ!!


「さぁ、戦闘開始だ!」
「…あぁ」
9:アイン・クロノス :

2018/04/22 (Sun) 18:30:50

「『業魔の爪痕』」ザシュッ!ザシュッ!

「ぐうぉっ…」
「がぁぁ!!」
「いてぇ!!いてぇぇぇ!!」

「チッ、お前ら!なにをしている!…くそっ、せいやぁぁぁ!!」

ブシュッ…

「へ。案外呆気ないもん…ぐはっ…」バタッ

「…無駄に数は多いな…仕方ない…」

シュルルルルルル…

「なんだ、あいつ?」
「藁を出して…その先端についているのは…藁人形か?」

「『操り人形』」

「な、なんだ!?」
「か、体が…勝手に!?」
「おい!敵はあっちだ!」
「わかってる!でも、体が言うこときかねぇんだ!」
「ぁぁぁぁ!!」ザクッ!
「くそっ!このっ!ぐはっ」



「…あちらは問題ないようですね。」

「随分と余裕じゃねぇか…敵に囲まれて自暴自棄にでもなったか?」
「…いえ、ただ観察していたんですよ。せっかくのチャンスを無駄にして、敵に塩を送るような敵さんを…ね。」
「!?このっ…言わせておけば!!」
「やれ!」
「うらぁぁぁ!!」
「はぁぁ!!」

「…『手刀』」

「ガフッ!!」
「ドキャッ!?」
「グハッ!!」

「は、はやい…一体なにをした!?」

「さぁ…なんでしょうね」シュン!

「ぐふっ…」
「くわらば!!」
「ミギャ!?」


ドサっ…ドサっ…ドサっ…


「な…なんだ…これは…悪い夢だ…そうだ…そうに違いない」

「残念ながら、夢ではないですよ。」
「何故だ…何故だ!!俺がなにをした!!俺はなにもしていないのに!!」
「無実の人間を捕まえて、挙句散々な拷問までさせた人間のなにもしていないと言う発言は、果たして信用に足らんでしょうかね?」

「ひっ…ひぃぃぃやぁぁぁぁ!!」

「ひぃ…ひぃ…なんなんだ!!あいつは!!…『ドサッ』誰だ!!この俺様にぶつかった奴…は…」

「…」

「き、貴様は…」

「逃げても無駄ですよ。」
「…」
「わ、悪かった…俺が謝る!もう2度と姿を見せない…だから!」
「…そうですか…」
「(ニヤァ…)んなわけねぇだろ!!」シュッ!ザクッ!
「へ、へへへ…お前は鎧だが、こいつは所詮草だからな。ナイフが効かないわけがな…い……」ドサッ

「あぁ…気を取られて状況を見てませんでしたね?さては。」
「…終わったのか。」
「えぇ。ありがとうございました。おかげで早くすみました。」
「…そうか。」シュルルルルルル…
「…それで、あなたはこれからどうするのですか?」
「…俺は自由に生きる。それだけだ」スッ

パララララ…パッ…パララララ…パッ

「そうですか。」

パララララ…パッ

シュパッ…
「…北…か。」

スッ…スタッ…スタッ…スタッ…



「…行ってしまいましたね。さて、私も行きますか。」

シュゥゥゥゥゥン………


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